
https://www.huffingtonpost.jp/shimiken/sex-2018-0307_a_23378971/
コミュニケーションが深まれば、セックスは2倍気持ちよくなる。
セックスとは何か、と一言で言い表すのはとても難しいですが、一つ言えるのは、とても高尚なコミュニケーションの手段だ、ということでしょうか。
セックスとは、体だけが交わるものではなく、「心」と「頭」でも交わるもの。だから、会話をしている時点でセックスは始まっているんです。
例えば、「食事に行こうよ」とメッセを送ることが、僕にとっては前戯になる。今回上梓した『やっぱり熟女がいちばんでした。』で、僕はあまりにも波乱万丈な
人生、そしてセックス遍歴とたどってきた7人の熟女さんにインタビューしたのですが、この本ではまさに、言葉のセックスが繰り広げられたのです。
僕はこの本で、初めてセックスした時と同じくらいの印象的な経験をしました。熟女さんたちが体を許すかのごとく、心をフルオープンにして僕にすべてを打ち明
けてくれました。セックスでいうところの「受け身」になって、僕は彼女たちの生き様すべてを受け入れました。
会話の中で、共感する場面が多いほど、心がシンク(同期)します。僕がすべてを受け入れ、心から「そうですね」と共感する姿勢を繰り返すことにより、相手
も信頼してくれるようになる。セックスに限らず、コミュニケーションって、相手を心の底から全部を受け入れ、肯定する姿勢があれば分かり合えるのではないでしょうか。
男って、アドバイスをしがちですよね。でも、女性とのコミュニケーションにアドバイスはあまり必要ありません。それよりも女性は話を聞いてほしいのです。
話しているうちに悲しくなれば、僕もその悲しみを共有し、僕が経験した同じようなエピソードも交えて共感の数を増やしていく。これが僕なりのコミュニケーション術です。
これまで溜め続けていた思いを開放させたことで、熟女さんたちはインタビューが終わったとき、セックスで絶頂を迎えた後のような、すっきりとした顔をしていました。